逆転現象
- 樹 国樹田

- 9月27日
- 読了時間: 3分
最近の投稿サイトなどを流し見していると、書き手の方が増えたなぁという印象が強いです。私がなろうさんで書き始めた頃は、まだ書き手よりも読み手の方が多かった時代でした。
今はそれが逆転しているような気がします。というより、おそらくそうなのだろうなぁと思います。逆転現象とでも言いましょうか。ネットやSNSでは作家志望や書籍化希望の方が溢れていますね。気持ちは私も一緒なのでわかります。
ただ、昔は自分より後にデビューした方が売れていたりすると、焦りや自分への不甲斐なさで悲しみを感じたりしていましたが、今は少し違う気持ちになっていて、これほど書き手が増えたのだから、自分が隠れてしまうのも仕方が無い、まあ刺さる人に運良く出会えれば良いか、程度に思えるようになりました。
諦めたというよりは、それだけ生産者が増えれば競争も激しくなり、店頭に並ぶ商品もあれば少なくなったり消えていく商品もあるよね、という至極当たり前の現象に納得したという感じです。しかし競争心が無くなったわけではなく、残りたいという気持ちはありますし、未だに自分にしか書けないものを追い求めていることに変わりはありません。
元々書き始めたのは物心ついたころからで、その頃からある「自分が読みたい話を作る」という信条みたいなものは今も同じです。
あと私の場合、絵も描いたりするせいか、小説も書いてはいるものの、最近は違う分野にも興味が出てきて、実際やってみたりしているのですが、いかんせん一人きりでの作業なのでいつもながらの亀速度となっています。なんせ手描きですし。しかもアナログです。
今更ながら原点回帰です。具体的には言いませんが、すでに私のYouTubeチャンネルでは似たようなのを公開しているので、大体察することはできると思います。
私がやりたいことに近いことを生成AIを使ってやってらっしゃる方もいるのですが、私は現状の生成AIは絶対に使いたくないので(あくまで現状のAIでは、です。学習元との契約がしっかり成されるようになれば考えると思います)どうしても時間がかかるところがネックです。アナログ本当に時間がかかります。ですがこちらでないと私の思う線にならない……。
それでも私が作りたい形は、もしかしたら現在の生成AI技術を持ってしても実現不可能かもしれません。「生きた線」を描いているAIを未だ目にしたことがないので。
さておき、こちらはまあ冬くらいに形になると思うのでその時にまた書こうかなと思います。せめて予告くらいはできるようにしたいですね。
仕事で色々な人を目にするのですが、老いも若きも見ていると実のところ大して変わらないのだなぁとつくづく思います。
老いても夢を追い続けている方はいらっしゃいますし、若くても夢を諦めている人もいる。
私はまだこうして追いかけ続けることができているだけ幸せなのかなぁと思います。
長く続けてきたことがあるというのは、それだけで何らかのよりどころになっていたりもするので。
さて、ここ数日間何も出来ていなかったので、今夜は今からもう少し書いてきます。
予定より遅れているので、締め切りまで日が無い中どうやりくりするか、難しいところです。
頑張ります。

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